ブックタイトルふなばし福祉98号

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概要

ふなばし福祉98号

令和2 年(2020年)1 月№98 (4)会員募集中(特に女性会員募集中) 船橋市内に居住の、健康で働く意欲のある60歳以上の高年齢退職者及び障害者、母子家庭の母・寡婦の方なら、どなたでも入会できます。会員になって、豊かな経験や能力を生かして仕事をしてみませんか。まずは入会説明会にお越しください。お問い合わせ先(公財)船橋市生きがい福祉事業団? 047-435-1255日 時  毎月第2水曜日及び第4水曜日の午後1時30分開始場 所  船橋市福祉ビル6階会議室(船橋市本町2-7-8)入会説明会◇『 ふなばし福祉』は町会・自治会のご協力により、各家庭に配布されます ◇幼稚園、小学校時代の遊び友だちが高根台生活クラブのデイサービス施設『風の村』通所者にお手玉などを教わるうち、「お礼に私たちもお年寄りに……」との気持ちが芽生え、3年前にサークルとして出発しました。昨夏は「夏まつり」をテーマに輪投げやスーパーボールすくいなど3ゲームを企画。景品とする風車や組み紐を作製し、ゲームの進め方にお母さんたちの助言も受けながら本番に臨みました。3回目ともなると、名前を覚えてもらい、親しく話す場面が増し、子どもたちの間から「活動の場をさらに増やしたい」という声も上がるようになりました。現在は姉妹など4組9人の子どもたちと、代表の島谷恵美さんたちおとな4人ですが、「主役は子どもたち」という立ち位置を大切にして、お母さんたちはサポート役に徹するようにしています。小、中学生のグループということで、学業や年齢などおとなのボランティアとは異なる制約がありますが、昔の遊びを教わることから始まった出会いが発展して、「小、中学生によるボランティア活動」という新たな形を生みました。子どもたちの間に育まれた高齢者への感謝から〝老若の交流〟という蒔かれた種の行方に期待がもたれます。右:スーパーボールすくいの手順を説明する子どもたち左:みんなの視線が集中する輪投げオカリナの伴奏に合わせ、合唱する利用者たちいちなな会の皆さん金杉親子会の小、中学生のメンバーあとがき「門松やおもへば一夜三十年」松尾芭蕉が詠んだ数百年前も、今も、月日は過ぎてしまえばあっという間のようだ。「お・も・て・な・し」のスピーチで東京への招致に盛り上がったのが約7年前。スポーツと縁のなかった当時はまだ学生だったが、昨年初めてプロバスケットボールを観戦してからというもの、いよいよ関心が高まってきた。56年ぶりの東京オリンピック、そして近年盛り上がりを見せるパラリンピックが、今から楽しみだ。 (Y・A)社会参加を積極的に行っている高齢者やグループに、総務省から贈られる賞で、今年度は岡本寿観(としみ)さんと『キラキラグループ』が受賞。岡本さん船橋市社協は、受章された方々に若生会長より賞状と盾を贈呈しました。?『キラキラグループ』の松本さん(左)、久保さん(右)■「障がい者とボランティアの集い」を開催します日時令和2年3月14日(土)午後1時30分~4時会場西部公民館『ふなばし福祉』4 面の編集作業発行回数年3 回(1、5、9 月)船橋市ボランティアセンター047-431-8808広報紙の編集・制作   ボランティア募集■ ボランティアの数だけ活動の形に個性がありますが、高齢化が進むにつれ、当初からのありようを維持できなくなったグループも増えつつあります。 そこで、前向きにシフト替えを試みているグループと、ボランティアを意欲的に始めて間もない小学生中心の2組を取り上げてみました 。約20年前、老人大学の17期で介護を学んだ仲間が「いちなな会」としてボランティア登録。当初は会員も多かったのですが、現在は15人の在籍となっています。代表の松木茂人さんをはじめ全員が80歳以上。最高齢者は94歳という超高齢のグループであり、団体としての活動は、身体障がい者福祉作業所『太陽』、サービス付き高齢者住宅『たか音の杜』など4施設に出向き、オカリナ演奏などでの慰問を継続しています。毎月高根台公民館で開く定例会では、活動報告と予定を話し合った後は、相続や老後資産の扱い方、健康寿命の維持など最近話題のテーマを学び合います。また、講師を招いての手話ダンスを月2回続けるとともに、時には女性陣が持ち寄った手料理や季節の野菜を調理して〝同じ釜の飯〟を味わうなど、心身のリフレッシュを図っています。かつてのようなフットワークの軽さは失われつつありますが、その分、会に対する思いは強まりました。「本来的なボランティアが難しくなったから解散しよう」ではなく、仲間として学び合うという新しい目標を見つけ出し、「できる人ができることを」と各々が主体的にかかわるようになったことで、「老いたら気心の知れた仲間と、共助から自助へ」の途を歩んでいます。