ブックタイトルふなばし福祉98号

ページ
2/4

このページは ふなばし福祉98号 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

ふなばし福祉98号

令和2 年(2020年)1 月№98 (2)近年、医療の分野では患者に医療を提供するだけでなく、退院して地域での生活を再開するときの支援など、地域と一体となった取り組みが進められています。市社協では東京医療保健大学、船橋市立看護専門学校の看護実習を受け入れました。授業の一環として、市社協の事業の体験・説明などを行いました。看護学生の皆さんはこの実習を通じて、地域にお住まいの方やボランティアの方と交流し、地域を支援していくためのヒントを得たようでした。今後の学習や現場での実践に役立てていただければ幸いです。看護学生の受け入れにご協力いただいたボランティアの皆様、ありがとうございました。「安心登録カード事業」では、登録者を支援するボランティアが必要です。皆様のご協力をお待ちしております。65歳以上の高齢者のみ世帯などを対象とした、住宅に対する相談窓口「住まいるサポート船橋」では、年間約180件の相談を受けています。〇 建て替えなどを理由に立ち退かなくてはならないが転居先が見つからない〇 エレベーターのついていない集合住宅や買い物不便地域に住んでいるなど、生活環境が厳しいため住み替える物件を探している〇 持家を手放し賃貸物件へ転居したいというさまざまな相談を受けています。家族や親族がいないため、連帯保証人などが見つからない場合でも不動産店の協力により年間約60人が転居できています。「住まいるサポート船橋」では転居した後でも、安心した生活を送れるようさまざまな居住支援サービスを行っています。また、高齢者の住まいを対象とした「住まいの講演会」を、令和元年11月16日(土)、中央公民館で行いました。一般社団法人高齢者住宅財団理事・(株)マザアス社長吉田肇氏を講師に招き、高齢者の住宅の選び方について講演をしていただきました。22人の参加を得て、有意義な講演会とな船橋市では、地域の高齢者などのちょっとした困りごとを、近隣の住民同士で支え合う「助け合い活動」が広がりつつあります。この活動を進める『たすけあいの会』などが、令和元年9月末現在、地区社会福祉協議会に17団体、その他団体(町会・自治会や老人クラブなど)によるものが38団体あります。枝切り・草取り・そうじ・ゴミ出し・買い物・見守り・話し相手などの「日常生活のちょっとした困りごと」の生活支援を行っています。(?前ページより)政からの要請で、土のうづくり、ブルーシートや支援物資の配布、ごみ集積場での受付とゴミ分別業務などのボランティアニーズがありました。実際にボランティアに参加された方の中には、市外、町外、さらには県外からの参加者も多く、チェーンソーや屋根の上のブルーシート張りの高所作業ができるなど、特殊技能を持つ方の参加も多くみられました。県内の被災地が少しずつ復興へ歩み始めたとき、無情にも過去最大級の台風19号が日本列島を襲いました。過去に例をみないほどの雨をもたらしたこの台風によって、河川の氾濫、土砂崩れなど、その被害は関東甲信越から東北までの非常に広い範囲に及んでしまいました。被災地の復興への取り組みはまだ始まったばかりですが、熱意のあるボランティアの支援が被災者の負担を少しずつ、しかし確実に解消していくことは非常に心強いことであり、そのような場に立ち会えることは市社協職員にとっても非常に有意義なことと思います。また、もしも船橋市で災害が起こり、災害ボランティアセンターを立ち上げる際には非常に参考になる経験をさせていただきました。被災された方のご苦労はまだまだ続きますが、被災地の復旧・復興が早く進むことを切に願っています。ところで、これからボランティアを考えている方にお願いがあります。一口に災害ボランティアといっても、被害の状況やボランティアのニーズ、また災害VCで提供できる資材など、その内容は被災地ごとに違いがあります。実際にボランティアに行く際は、ぜひ災害VCのホームページなどでボランティア募集の内容をよく確認したうえで参加されるようお願いします。ご高齢の方の「住まいの相談」受け付けています!医療と地域の連携看護学生受け入れご相談ください!日常生活のちょっとした困りごと「ボランティアとして協力したい」「ちょっと買い物を手助けしてほしい」「電球の交換をしてほしい」などの相談は、お住いの地域の「地区社会福祉協議会」の生活支援コーディネーターまでお問合せください。※地区により団体の有無やサービス内容が異なります。問い合わせ℡047(431)2653船橋市ボランティアセンターでは、市内の小学校を対象に車椅子体験、アイマスク体験、高齢者疑似体験などを通して福祉の大切さを学ぶ福祉教育を推進しています。実際に高齢者・障がい者の身体状況を体験することで「どんな生活を送り、どんな困りごとがあるのか」を考えるきっかけをつくっています。最近は中学校や高校、中学校教員研修などからも声がかかることが多くなっています。昨年の夏休みに市内在住の小学2年生秋山義よし朝と も君が取り組んだ、車椅子についての自由研究をご紹介します。秋山君が住んでいる地域は坂が多く、車椅子の利用者を見かけると「車椅子を利用するのは大変かな」「車椅子って乗ったらどんな感じだろう」と思ったのがきっかけとのことです。ボランティアセンターに来所し、「一カ月にどれぐらいの人が借りに来ますか」「どんな人が借りに来ますか」など積極的に質問してくれました。実際に町中や自宅周辺で車椅子を押したり乗ってみたりして体験してもらいました。後日、秋山君からデザインブックいっぱいにまとめられた「車いすたいけん記」が届きました。車椅子に乗った時、押した時の感想や、たくさんの写真、市内のデイサービスや市役所でインタビューした内容などが様々な視点から綴られていました。「車いすはのるのもおすのも思ったよりとても大へんだった。気がつかないことがたくさんあってやさしくしようと思った」とあり、車椅子に乗った方の気持ちに寄り添って考えてくれたことが伝わってきました。また、秋山君は自由研究の学校代表に選ばれ優秀賞を受賞されたそうです。今後も福祉教育を推進し、相手を思いやるきっかけづくりに取り組んで行きたいと思います。富津市災害VC多古町の被災現場木更津市災害VC鋸南町災害VC館山市災害VC また、ご家族や友人同士で参加され、少しでも被災地支援の役に立ちたいという思いを胸に、汗だくになりながらも充実した笑顔をみせるボランティアの方を多く見ることができました。りました。高齢者の方で、住まいについてお悩みがある方は「住まいるサポート船橋」へお気軽にご相談ください。問い合わせ「住まいるサポート船橋」℡047(437)0055◇『 電話で現金』それは『詐欺』!ご注意ください! ◇すすめています!福祉教育