ブックタイトルふなばし福祉87号

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概要

ふなばし福祉87号

特集(1) 平成28年 5 月活動計画特集号「第3次地域福祉活動計画」          スタート~地域ぐるみですすめる福祉活動の指針として~住民説明会 船橋市社会福祉協議会(市社協)では、「誰もが自分らしく安心して暮らせる福祉のまちづくり(地域づくり)」を目指して、今年3月に『第3次地域福祉活動計画(第3次活動計画)』(平成28年度?33年度)を策定しました。 この計画は、23年3月に策定した『第2次船橋市地域福祉活動計画』の進捗状況などの検証を行うとともに、市が27年3月に策定した『第3次船橋市地域福祉計画』と整合性を図り、より「具体性」・「実効性」のある計画としました。 今後はこの第3次活動計画に基づき、市社協の支部組織である24地区社会福祉協議会(地区社協)と町会・自治会、民生児童委員、ボランティア、社会福祉事業者などの関係機関、団体の協力を得て、引き続き地域福祉の推進に努めていきます。第3次活動計画の策定にあたって第3次船橋市地域福祉活動計画策定委員会委員長 菱沼 幹男(日本社会事業大学社会福祉学部福祉計画学科准教授)第 1 次(平成18年4月?23年3月)第 2 次(平成23年4月?28年3月)第 3 次(平成28年4月?34年3月)「安心して住み続けられるまちづくり」を目指して高根台会場市役所会場二和会場 皆さんは、日々幸せを感じながら暮らしていますか。 戦後70年、日本は新たな社会を築いていくために、力を合わせてさまざまな取り組みを行ってきました。人口が増加し、経済成長が続くなかで、生活を支える公的制度も少しずつ整ってきました。これにより、安心して幸せに暮らせるようになった人たちもいると思います。  船橋市は、立地の良さから今も人口は微増傾向にありますが、確実に高齢化がすすんでおり、さまざまな生きづらさを抱えた人たちも多く暮らしています。これまで市社協では、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、地域住民の皆様とともに取り組みをすすめてきました。 特に地区社協を中心とした住民活動を推進し、市社協としても生活支援に関する事業の充実を図ってきました。多くの皆様が地域のために行動されてきたことは大変素晴らしく、次世代にも誇れるものだと思います。 今回の計画では4つの重点課題を掲げ、その中でも地域包括ケアシステムの構築(生活支援助け合い活動の推進)を新規に設定しました。これは介護保険法の改正に伴い、多様な担い手で高齢者を支えていくこと、特に住民相互の互助活動を広げていくことが国の方針として打ち出されてきたことによるものです。 住民相互の助け合い活動の意義は、活動を通して支援を必要とする人たちの社会関係を広げ、社会的孤立のない地域社会を作っていくことにあります。 船橋市では行政と市社協の連携により、こうした助け合い活動の推進を支える人材が、各地区に配置されていきます。こうした人材を生かしつつ、高齢者だけでなく、支援を必要とするすべての人たちを支えていける地域社会を築いていければと思います。 この活動計画が、一人でも多くの皆様の幸せにつながることを願います。